tubu blog

テトリスなど

テトリス-ドネイト-欄干

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスでよく使われるドネイトの1つである欄干を紹介します。
欄干チックないくつかのドネイトも載せます。
参考にしたのは以下のサイトです。

欄干とは

欄干とは、下穴をJやLミノなどで塞ぎ、TSDまたはTSSの形を作るテクニックのことを言います。
最も基本的な形は以下のとおりです。
f:id:tubu_phys:20210831204351p:plain
ここで、TSDかTSSか選択することができます。
残しが異なることをよく考慮したうえで使い分けましょう。
f:id:tubu_phys:20210831204931p:plain

欄干の強み

欄干の強みは、ずばりラインをそろえられることです。
f:id:tubu_phys:20210831205905p:plain
このように、2,3,4line分の高さがあるとき、欄干を使用することでテトリス分の4lineを保持できます。
T-spinからテトリスのまとめ打ち体制が作れます。
なお、4line分の高さがある場合は、テトリスを先打ちしてからJを置いてT-spinを狙うことと同じことですが、まとめ打ちという点で欄干を使用した場合の方が柔軟です。
この例からもわかるように、TSSにすることで、左右の高さが自動的にそろいます。そのため、地形が悪くなりそうな場合はTSDよりもTSSを優先する方がよいかもしれません。

具体例

例1(1-8積み)

f:id:tubu_phys:20210903222453p:plain
よくある1-8積みの様子です。
欄干を使用すると地形をきれいに保てます。
一方、即座に屋根をつけると左端にIミノが要求されます。
図のようにJを立てるドネイトを狙うことも可能です。
TSSする前提であれば、Sで次のTSDの屋根を先に着けることもできます。この場合、TSS,TSD,テトリスのまとめ打ちが可能です。

例2(LST積み)

f:id:tubu_phys:20210903222731p:plain
LST積みで少し地形が乱れたときによくある様子です。
端にIミノを立てることでLの欄干の地形になります。同じILを用いて図のようにTSDを作ると少し嫌な形になります。
Jが早く来ていれば立ててもよいでしょう。
また、LミノでTDアタックを作れます。
TSSする前提であれば、Sで次のTSDの屋根を先に着けることもできます。鋤の刃などを用いるとIミノ要求を下げられます。

例3(4マス空き)

f:id:tubu_phys:20210831214047p:plain
このように横4マスが空く地形もよくあらわれると思います。
4マス空きの地形は、L,Jミノを使うと1マス空きにできるので、L,Jミノと非常に相性が良いです。
この場合、すぐにSミノで屋根をつけてもよいですが、欄干を狙うことができます。
よくあるJ縦置き欄干だけでなく、L横置き欄干も狙えます。
また、4マス空きなので、社畜トレインも狙えます。
J過多の場合は変なドネイトも狙えます。

STMB caveとの比較

f:id:tubu_phys:20210831215926p:plain
使用頻度の高いドネイトとして、STMB caveがあると思いますが、
使いやすい地形がかなり似ています。
図のように壁となるブロックがある場合は欄干を狙うこともできます。
図ではLST継続の方が強いかもしれません。

SZ欄干(misc)

f:id:tubu_phys:20210831220459p:plain
このように、欄干の地形から、Sミノを置いて1line消しで削ってからTSDを狙うこともできます。
LSTの置きミスリカバリーやLが遠い場合などに有効です。

テトリス開幕テンプレ:MKO積み

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスの開幕テンプレの1つであるMKO積みを紹介します。LJ土台というDT砲と同じ土台を持ちますが、1巡目のTミノを火力に持ち越せる可能性があるというメリットがあります。使い慣れているかどうかの違いだと思いますが、おそらくMKOの方がなんとなくで積んでいけます。パフェもそこそこの確率で狙えます。パフェの瞬間火力か連続的な火力かを、早くから選べるという自由度の高さがよいですね。とにかく様々なパターンが考えられるので、ネットに落ちていたものを拾い集めてまとめなおしました。この派生にこだわらす、63積みができる形に持っていきましょう。
なお、参考にしたのは以下のページです。パフェパターンの解析にはsolution finderを用いており、確率はその地形を組めたことを仮定してパフェがとれる確率を示しています。

MKO1巡目

f:id:tubu_phys:20210801125835p:plain

MKOの1巡目はこのように組みます。土台はLJで、Tミノは持ち越します。
この形から組める派生を書きなぐっていきます。


パフェ派生

4line パフェ(33.3%)

f:id:tubu_phys:20210801132430p:plain
MKOのメイントピックとして、ハードドロップの多い4lineパフェをとることができます。特に、Tミノが早い場合に取りやすく、T-spin系統の派生が組めない場合になるので理にかなっていますね。しかし、確率は1/3と低めなのが残念なところです。その反面、パフェの見やすさが頭一つ抜けています。

2連続パフェ

この辺りは参考を見てください。そのうち書きます。


T-spin派生

以下、パフェが取れない場合の派生としてT-spin派生を書きます。1巡目のTと2巡目のミノが余っています。すべてのパターンで派生できる保証はありませんが、MKOの強みは形がシンプルなので自分で適当に積んでも弱くはないところです。どの形も組めないと判断した場合は適当に組みましょう。

派生1(6-3積み)

f:id:tubu_phys:20210801135542p:plain
形の良い派生としてこのような形があります。Sミノが早い場合に組むとよいです。ここからは様々な積み方が思い浮かぶと思いますが、代表的なパターンを見ていきます。

8line パフェ(DDパフェ:88.02%)

f:id:tubu_phys:20210801141952p:plain
このように、8lineパフェをとることができます。比較的見やすいですが、共通部分が少ないので覚えるのは困難です。確率の高い形は覚えるのがよいでしょう。

不完全TST,5巡パフェ

f:id:tubu_phys:20210801144059p:plain
このように、TST型のTSDとして処理すると残しがよくなります。①の方が自由度が高くお勧めです。②と③は古き良き5巡テンプレで、遅くてもよいからとにかく決まった形でT-spinが打ちたいんだという人向けです。

パターン②については、4巡目でインペリアルクロスに確定で派生でき、5巡目で98.85%の確率でパフェが取れます。ここではすべて載せる必要性を感じないので、最も確率が高く、かつ間にTSDも打てる形を載せておきます。
f:id:tubu_phys:20210801145819p:plain

パターン②については、4巡目でインペリアルクロスに派生でき、5巡目で85.04%の確率でパフェが取れます。パフェパターンはなんと一種類です。逆にすごいですね。パフェが取れない場合の残しがいまいちな感じなので強いかはよくわかりません。
f:id:tubu_phys:20210801150643p:plain

他にもTSTからTDアタックなどの派生がみられましたが、あまり使わなそうなので乗せません。気になったら参考を見てください。


派生2(STMB cave, 6line パフェ)

f:id:tubu_phys:20210801154240p:plain
Sミノが早い場合、STMB caveでTSDを狙うこともできます。特に、上の画像のように組めた場合、よくあるパターンの6line パフェを狙うこともできます。確率はいまいちですが間違いなく強いです。もちろん、ZミノでもSTMB caveを組めますがパッとした形がないかもしれません。適当です。


派生3(ドネイト)

f:id:tubu_phys:20210801160448p:plain
このようなドネイトも残しがよくて強いです。動画で見たところ、ふれあさんがよく使っていました。

f:id:tubu_phys:20210801162348p:plain
残しはこんな感じで、意外と火力が出ます。①についてはLST派生ができます。②についてはSTMB caveやSTSDで回収できます。


派生4(Dパフェ:100%)

f:id:tubu_phys:20210801164552p:plain
Zミノが早い場合にはこのように積んでDパフェを狙うことも強いです。なんと確率100%である上にパフェが非常に見やすいです。以下に一覧を載せます。
f:id:tubu_phys:20210801165401p:plain


派生5(TSS)

TSSにすることで、LSTに派生することも可能です。これも強いです。
f:id:tubu_phys:20210801170439p:plain


派生6(T overhang)

2巡目Tが早いがパフェが取れない場合、TをT-spinの屋根に使う必要があります。あまり好ましくはないですが仕方がないです。
が、確定で階段ドネイトが狙えます。これでよい地形にしましょう。しかし、3巡目のTミノが遅すぎると嫌な感じになります。遠いことがわかったらドネイトを狙わずに平積みにする方が賢明かもしれません。
f:id:tubu_phys:20210801173227p:plain

おわり

以上でMKOのまとめを終わりにします。いろいろ追記予定です。

テトリス開幕テンプレ:りねパフェ

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスの開幕テンプレの1つであるりねパフェを紹介します。正直ただの平積みですが、適当に組むよりは知ったうえで組んだ方がパフェを早く取れるため安定します。もう一度言いますがただの平積みですので、覚えるまでもないという方はブラウザバックでお願いします。
なお、参考にしたのは以下のページです。パフェパターンの解析にはsolution finderを用いており、確率はその地形を組めたことを仮定してパフェがとれる確率を示しています。

りねパフェ1巡目

f:id:tubu_phys:20210724220203p:plain
りねパフェの1巡目はこのように組みます。基本的にはL or Jが早い場合に組みます。
これだけです。


りねパフェ2巡目

f:id:tubu_phys:20210724222211p:plain
りねパフェの2巡目で4lineパフェを狙えます。簡単ですね。


f:id:tubu_phys:20210724221014p:plain
1巡目の地形がクリアなので、6lineパフェを狙うこともできます。ここではテトリスを打った後の2lineでパフェをとる形を載せておきます。3巡目L or Jでパフェです。solution finderで6lineパフェを探しましたが、これ以外であまり有用そうなものはありませんでした。


りねパフェ他

あとは適当に6-3積みを継続していくのがよいでしょう。この地形での火力継続の練習にはもってこいですね。
他には、2連パフェを狙うのもよいでしょう。2巡目ではJSZO or LSZOが余ります。
f:id:tubu_phys:20210724224250p:plain
4lineパフェ後の2連パフェはこれをお勧めします。ここではJSZO残しを考えていますが、LSZOでは左右反転して考えてください。
あと、2lineパフェも取れるので逃さないように。。。

おわり

以上でりねパフェのまとめを終わりにします。明らかに雑です。いろいろ追記予定です。

テトリス開幕テンプレ:開幕TSDパフェ(fonzie variation派生)

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスの開幕テンプレの1つである開幕TSDを紹介します。特にパフェを見据えた流れを系統的に見ていくことにします。
なお、参考にしたのは以下のページです。パフェパターンの解析にはsolution finderを用いており、確率はその地形を組めたことを仮定してパフェがとれる確率を示しています。

開幕TSDパターン

f:id:tubu_phys:20210302221749p:plain

まず、根幹となる形はこれら3パターンです。全てIミノを土台として使うのでIミノが早く来る必要があります。他にも左右反転やJミノを縦置きのパターンなどがありますが、僕はあまり使わないので省いています。
左2つの(a)-A,(a)-Bの平らな形をflat top variationと呼びます。(b)のようにJミノを横に置いた形をfonzie variationと呼びます。(c)のようにJミノを先に置く形をKazu's variationと呼びます。
左の形が個人的に最も安定する形なのでflat top variationを優先して組みます。flat top variationが組めない場合や、Jミノの順番によってソフトトロップが多くなってしまう場合は(b)(c)を組むのが良いでしょう。
基本的に、Oが早かった場合はflat top、SZ早めでI遅めの場合はfonzieに派生すると6lineパフェ率が上がります。

tubu-phys.hatenablog.com
Kazu's variation(開幕TSD亜種)についてはここでまとめてあります。
tubu-phys.hatenablog.com
flat top variationについてはここでまとめてあります。



fonzie variation派生

f:id:tubu_phys:20210314223155p:plain

ここでは、fonzie variationの派生を書いていきます。この派生についてはLSTを継続するよりはDDパフェに特化しています。そのため、基本的にDDパフェを考え、無理なようだったらTSDを連打するような形に持っていくのが良いです。
このように派生できないと判断した時点でfonzieを組もうとしない方がよいです。



派生1(6lineパフェ)

ここでは、T-spinをしながら6lineパフェを狙う派生を見ていきます。6lineパフェなので、2巡目を全て使って3巡目の1つのミノを用いてパフェをとります。なので3巡目のミノは最重要です。

基本形

f:id:tubu_phys:20220103161003p:plain

まず、基本となる6lineパフェはこのような形です。このように同型が4パターンありますがどれもSZが早めでIが遅めでないと組めません。組めた上で3巡目のミノがOだった場合、TSDからパフェをとります。3巡目のミノがLだった場合、TSSからパフェをとります。この形を組めた場合、非常にパフェが見えやすく簡単にパフェを取ることができます。

補足形

f:id:tubu_phys:20220103161125p:plain
他のパフェが見やすい形としてこのようなものもあります。

パフェなし

f:id:tubu_phys:20220103161710p:plain

パフェが取れなかった場合は、STSDやLST、63などで回収するとよいです。

テトリス開幕テンプレ:開幕TSDパフェ(Kazu's variation派生,開幕TSD亜種)

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスの開幕テンプレの1つである開幕TSDを紹介します。特にパフェを見据えた流れを系統的に見ていくことにします。
なお、参考にしたのは以下のページです。パフェパターンの解析にはsolution finderを用いており、確率はその地形を組めたことを仮定してパフェがとれる確率を示しています。

開幕TSDパターン

f:id:tubu_phys:20210302221749p:plain

まず、根幹となる形はこれら3パターンです。全てIミノを土台として使うのでIミノが早く来る必要があります。他にも左右反転やJミノを縦置きのパターンなどがありますが、僕はあまり使わないので省いています。
左2つの(a)-A,(a)-Bの平らな形をflat top variationと呼びます。(b)のようにJミノを横に置いた形をfonzie variationと呼びます。(c)のようにJミノを先に置く形をKazu's variationと呼びます。
左の形が個人的に最も安定する形なのでflat top variationを優先して組みます。flat top variationが組めない場合や、Jミノの順番によってソフトトロップが多くなってしまう場合は(b)(c)を組むのが良いでしょう。

tubu-phys.hatenablog.com
flat top variationについてはここでまとめてあります。



Kazu's variation派生

f:id:tubu_phys:20210313220014p:plain

ここでは、Kazu's variationの派生を書いていきます。基本的にはLST積み派生をしていき、その中でパフェを見据えた動きが強いと思うのでそれについて書きます。なお、パフェパターン数が多すぎるもの(10以上)やほかのパターンで代用できるものはできるだけ省いています。個人的には覚える量をできるだけ少なくしてout putを素早くしたほうが強いと思うからです。一応派生パフェ全パターンを載せていますが覚えるべきものについては特筆しています。このKazu's variationはflat top variationに比べてLSTが継続しにくくなるという点がありますが、その反面Dパフェを狙いに行くことができます。正直好みの問題でどちらも強いです。


派生1(理想形:6 or 8lineパフェ)

f:id:tubu_phys:20210313220301p:plain

まず、理想形は(a)-1のように2順目のJミノを置かずにT-spinを打つ形です。この形の一番大きな強みは、2巡目Jをholdして3巡目Iが早ければ6lineパフェを打つことができることです。もし6lineパフェが取れなかった場合やJミノがTミノよりも早く来てしまいholdできない場合にも、Jミノの置き方を工夫すれば非常に8lineパフェがとりやすいです。Jミノを右に置いた場合は派生2と同形になり、Sミノが早く来た場合に8lineパフェが高確率で取れます。Jを左に置いた場合は派生3と同形になり、Zミノが早く来た場合に8lineパフェが高確率で取れます。そのため、nextを見てS,Zミノのどちらかが早く来た場合はJミノの置き場所を選択することでパフェの確率を上げることができます。このパフェの取り方は派生2や派生3で後述します。
なお、Jミノを立てて真ん中に置くとパフェ率は高いですが、覚える量がそれ単体で増えるのととれないとわかった場合にLST積みが継続できないので私は使っていません。上記の場所に置くことで同型を作り、パフェパターン数を少なくする方に重きを置いています。


派生2(8lineパフェ:42.4%)

f:id:tubu_phys:20210313221703p:plain

2巡目を(a)-2のように置いてT-spinをして、3巡目のミノを6個使ってパフェを狙いにいきます(これを8lineパフェと呼びます)。また、Oミノを用いてドネイトをすることで同形を作ることもできます。この場合はSミノが早く来た場合に高確率(3巡目最初にSミノが来ていた場合77.8%)で8lineパフェがとれます。パフェパターンも3種類と随一の少なさと覚えやすさを誇ります。パフェの取り方のコツとしては、まず最低条件としてSミノが早く来ている必要があります。Sミノを置いたことを想定した上で、左側にT,O,Jミノの内で何を置いたらパフェが取れるのかを頭の中で考えます。①のパフェパターンは最後にJ(または使わないT)ミノが来ていればとれ、②のパフェパターンはJZTの順で着ていれば取れ、③のパフェパターンはTZLの順で着ていればとれます。優先すべきは、①と③のパターンです。①のパターンは、相手がrenをしてきている場合に、最速でパフェが狙えるのでそこが強みです。③のパターンはIミノ残しの8lineパフェなのでラッキーパフェやその後の開幕で再び開幕TSDと似た形を狙うことができます。
パフェが取れなかった場合は適当にLST積みを継続していきます。


派生3(8lineパフェ:68.8%)

f:id:tubu_phys:20210313221716p:plain

派生3は8lineパフェ、派生4は12lineパフェに特化しており、派生4の方がLST積みは安定すると思います。この派生3の場合はZミノが早く来た場合に高確率(3巡目最初にZが来ていた場合91.9%)で8lineパフェがとれます。パフェパターンは8種類と多めですが、①に確率がかなり偏っており、形の似ている①から⑥の6つでとることを意識するとよいです。もし取れなかった場合もTミノを消費せずにLST積みを継続できる可能性が高いからです。パフェの取り方のコツとしては、基本的にZSLまで置いたことを想定して、左側を埋めることを考えます。一応8種類のパフェパターンを載せましたが、実際使うのは上の4パターンだけで確率は十分に高いです。しかもIJO,IJTのミノが早めに来ていた場合、ほとんどとることができるのでおそらく簡単にパフェが見えます。下の2パターンはline消去数が多くて時間がかかりますがおまけ程度に覚えておくとよいでしょう。
パフェが取れなかった場合は適当にLST積みを継続していきます。


派生4(12lineパフェ:23.8% or 8lineパフェ:68.1%)

f:id:tubu_phys:20210313222242p:plain
f:id:tubu_phys:20210313222251p:plain

派生4では、12lineパフェを狙いにいきます。3巡目でSZOの順でミノが来た場合はこのようには組めないので適当にLSTを組みます。4巡目でこのように組めない場合やパフェが取れないことが確定した場合は、組み切る前にLST積みに移行するとよいです。特に4巡目左の場合のIミノや右の場合のJミノを置いてしまうと、LST積みに派生できなくなるので注意。基本的にこの形を狙えば地形がきれいになるのでおすすめです。
ちなみに、8lineパフェを高確率でとることができますが、パターンが複雑です。12lineパフェが狙えないミノ順の場合(3巡目SZO)や相手が開幕renを行ってきた場合には積極的に狙うべきです。特に⑨のパフェパターンは確率がかなり偏っており、先ほどの12lineパフェがとれないSミノが早いパターンに対応でき、SZミノを置ければ必ずパフェが取れます。そのため、この⑨のパターンのみは覚えることを推奨します。


派生5(8lineパフェ:32.0%)

f:id:tubu_phys:20210313224418p:plain

派生5はあまり強くはない形です。パフェの確率も低いですが、かなり覚えやすくて見えやすいです。なので見えたら組むくらいでよいでしょう。


派生6(6lineパフェ)

Kazu's variationの強みは6lineパフェに特化していることです。DDパフェを狙うことは不可能というデメリットもありますが、テトリスパフェなど高速でパフェが取れるものやこの形ができたら確実にパフェが取れるというものも存在します。
パフェを見るにはある程度置いてからパフェを考えると考えやすいですが、パフェ率が下がるというデメリットがあります。当然人間が考えるので、あるところで折り合いをつけなければなりません。パフェ率を底上げしようと自由度を上げるとかえってパフェが見にくくなり、時間がかかって取り逃したりします。そこで、ここではその折り合いをつけた状態からのパフェ率をいくつか載せておきます。

6lineパフェ(71.4%)

f:id:tubu_phys:20210313233304p:plain

まず、上記の派生1~5をみると、Zミノが早いと組めないものが非常に多いです。そこでZミノを置いて右側をある程度埋めた状態から考えます。ここまで埋めるとパフェ率は71.4%とほどほどの確率になります。しかし、非常に高い確率でテトリスパフェを狙うことができます。なお、右端のIミノは同じ場所なので置いたうえで確率を計算しても同じ71.4%となります。

6lineパフェ(90.5%)

f:id:tubu_phys:20210313235124p:plain

Zミノは置かずにこのように組んだ場合、パフェ率が非常に高いです。これで覚えるのをお勧めします。

6lineパフェ(100%)

f:id:tubu_phys:20210314000435p:plain

なお、このような覚え方もおすすめです。このように組むと確実にパフェをとることができます。右側のIミノは後入れでテトリスパフェを狙うのもよいです。

6lineパフェ(99.1%)

f:id:tubu_phys:20210313234245p:plain

さらに自由度を高めたものを見てみるとこのようになります。ほぼ確実にパフェをとれますがテトリスパフェが少なく、非常に覚えにくいです。


派生7(理想形:8lineパフェ:93.1%)

f:id:tubu_phys:20210321225914p:plain

このような形が組める時もかなり強いです。パフェ率はすべて覚えて93.1%と非常に高いですが、パターン数は21と非常に多いです。ここには載せきる必要性を感じないので、確率が高いものから順に3つだけ載せておきます。確率も非常に偏っているのでパターン①だけで十分に強いです。

おわり

以上で開幕TSDのKazu's variationのまとめを終わりにします。他のページでflat top variationやKazu's variationの派生を紹介する予定です。

テトリス開幕テンプレ:にはち砲

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスの開幕テンプレの1つであるにはち砲を紹介します。開幕TSDと同じ一巡目から火力が出せるテンプレで、TSS、TST、パフェを狙います。パフェが取れなくても残しの地形がとても良いのでかなり火力が出しやすいです。
なお、参考にしたのは以下のページです。パフェパターンの解析にはsolution finderを用いており、確率はその地形を組めたことを仮定してパフェがとれる確率を示しています。

にはち砲1巡目

f:id:tubu_phys:20210309194110p:plain

にはち砲の1巡目はこのように組みます。どちらにもO土台は共通で、それに加えてLミノかJミノを土台として使います。これさえ置けてしまえばにはち砲を組むことができます。以下、左のL土台の方のパターンのみを載せます。
このテンプレは最初にTSSを打つので、相殺するか否かの判断が重要になります。最近はTSD始動のテンプレが多いのでTSDを打ってきそうであれば相殺を外してTSSの火力を相手に送ることをお勧めします。なぜなら、後述するようにこのテンプレはIミノ残しの3巡目パフェに確率が偏っているので最悪ラッキーパフェを狙えるからです。そのため、ここで1巡目Tミノを消費せずにholdして2巡目に移行してTSSを遅らせることも手です。


にはち砲2巡目

f:id:tubu_phys:20210309195825p:plain
にはち砲2巡目はL,O,Iのミノ順によって3パターンを使い分ける必要があります。まず、LがOよりも早い場合(LOI,LIO,ILO)は派生1(理想形)が組めるのでこれを優先して組みます。次に、LがOよりも遅くてLがIよりも遅い場合(OIL,IOL)は派生2が組めるのでこれを組みます。これでも組めない、すなわちLがOよりも遅くてLがIよりも早い場合(OLI)は派生3を組みます。このように、50%の確率で派生1(理想形)を組め、33%の確率で派生2を組むことになり、残った17%の確率で派生3を組むことになります。派生1,2についてはパフェを狙うことができますが、派生3についてはパフェをとることができません。

f:id:tubu_phys:20210309220630p:plain:w260
先ほど述べたように、相殺を外すために1巡目のT-spinを遅らせることができます。


にはち砲3巡目

派生1(理想形):69.3%

f:id:tubu_phys:20210309223620p:plain
にはち砲2巡目で派生1を組めた場合、69.3%の確率でパフェをとることができます。その上、確率が①,②に偏っており、この二つだけでも。59.3%と非常に高い確率でパフェをとることができます。パターン①ではT,Zミノを置ければあとは確定でパフェが取れます(Zは回転入れで最後でも入ります)。パターン②ではT,Lミノを置ければあとは確定でパフェが取れます。このように置ければ確実にパフェが取れるパターンがあるので見た目よりもはるかにパフェが取りやすいです。特にパターン①は3巡目Iミノ残しパフェなので、相殺を外してラッキーパフェを狙うことができたり、取れなかった場合でも開幕TSDの形を組めたりと柔軟性が高いです。

f:id:tubu_phys:20210309231509p:plain
さらに、形が強いのでパフェが取れない場合でも十分に強いです。LST積み派生やTST派生が特に組みやすくてよいです。代表的な組み方を載せてありますが、様々な組み方ができます(Oミノが早い場合はTST派生が組みやすいです。)。また、開幕TSDと比べて下穴を利用しやすいことが強みです。このようにした穴の位置に応じて欄干を利用したりTDアタックに利用したりと火力がしやすいです。


派生2:19.2%

f:id:tubu_phys:20210309232422p:plain
にはち砲2巡目で派生2を組めた場合、19.2%の確率でパフェをとることができます。この場合はパフェ率が低くパフェがとりにくいです。しかしその反面、形が派生1の理想形よりも平らで派生が組みやすいです。派生1で紹介したように火力を出しましょう。


派生2:0%

にはち砲2巡目で派生2を組めた場合、パフェをとることができません。派生1で紹介したように適当に火力を出しましょう。


おわり

以上でにはち砲のまとめを終わりにします。いろいろ追記予定です。

テトリス開幕テンプレ:開幕TSDパフェ(flat top variation派生)

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスの開幕テンプレの1つである開幕TSDを紹介します。特にパフェを見据えた流れを系統的に見ていくことにします。
なお、参考にしたのは以下のページです。パフェパターンの解析にはsolution finderを用いており、確率はその地形を組めたことを仮定してパフェがとれる確率を示しています。

開幕TSDパターン

f:id:tubu_phys:20210302221749p:plain

まず、根幹となる形はこれら3パターンです。全てIミノを土台として使うのでIミノが早く来る必要があります。他にも左右反転やJミノを縦置きのパターンなどがありますが、僕はあまり使わないので省いています。
左2つの(a)-A,(a)-Bの平らな形をflat top variationと呼びます。(b)のようにJミノを横に置いた形をfonzie variationと呼びます。(c)のようにJミノを先に置く形をKazu's variationと呼びます。
左の形が個人的に最も安定する形なのでflat top variationを優先して組みます。flat top variationが組めない場合や、Jミノの順番によってソフトトロップが多くなってしまう場合は(b)(c)を組むのが良いでしょう。

tubu-phys.hatenablog.com
Kazu's variation(開幕TSD亜種)についてはここでまとめてあります。



flat top variation派生

f:id:tubu_phys:20210302234735p:plain

ここでは、flat top variationの派生を書いていきます。基本的にはLST積み派生をしていき、その中でパフェを見据えた動きが強いと思うのでそれについて書きます。なお、パフェパターン数が多すぎるもの(10以上)やほかのパターンで代用できるものはできるだけ省いています。個人的には覚える量をできるだけ少なくしてout putを素早くしたほうが強いと思うからです。一応派生パフェ全パターンを載せていますが覚えるべきものについては特筆しています。


派生1(理想形:6 or 8lineパフェ)

f:id:tubu_phys:20210302224211p:plain
f:id:tubu_phys:20210302225529p:plain

まず、理想形は(a)-1のように2順目のJミノを置かずにT-spinを打つ形です。この形の一番大きな強みは、2巡目Jをholdして3巡目Iが早ければ6lineパフェを打つことができることです。もし6lineパフェが取れなかった場合やJミノがTミノよりも早く来てしまいholdできない場合にも、Jミノの置き方を工夫すれば非常に8lineパフェがとりやすいです。Jミノを右に置いた場合は派生2と同形になり、Sミノが早く来た場合に8lineパフェが高確率で取れます。Jを左に置いた場合は派生3と同形になり、Zミノが早く来た場合に8lineパフェが高確率で取れます。そのため、nextを見てS,Zミノのどちらかが早く来た場合はJミノの置き場所を選択することでパフェの確率を上げることができます。このパフェの取り方は派生2や派生3で後述します。
理想形はこれ以外にインペリアルクロス派生があります。この派生も高確率でパフェが取れるのでかなり強いです。これについては最後に書いています。理想形が組めない場合はミノ順に応じて派生2~6を優先的に組んでいきましょう(派生5はお勧めしません。)。
なお、Jミノを立てて真ん中に置くとパフェ率は高いですが、覚える量がそれ単体で増えるのととれないとわかった場合にLST積みが継続できないので私は使っていません。上記の場所に置くことで同型を作り、パフェパターン数を少なくする方に重きを置いています。

また、強いかどうかは状況によりますが、パフェを優先する場合、TSD,TSS6lineパフェを狙うこともできます。先ほどと同様に2巡目でJをholdしてT-spinを打つのですが、この際3巡目のミノに応じてLミノの位置を変えることでパフェをとることができます。具体的には3巡目のミノでO,Tが見えている場合です。相手が開幕でミスしていない限り往々にして間に合いませんが簡単なので覚えておきましょう。
f:id:tubu_phys:20210321192138p:plain


派生2(8lineパフェ:42.4%)

f:id:tubu_phys:20210308223447p:plain

2巡目を(a)-2のように置いてT-spinをして、3巡目のミノを6個使ってパフェを狙いにいきます(これを8lineパフェと呼びます)。Oミノが遅い場合はBのようにドネイトをしてからOミノを置きます。この場合はSミノが早く来た場合に高確率(3巡目最初にSミノが来ていた場合77.8%)で8lineパフェがとれます。パフェパターンも3種類と随一の少なさと覚えやすさを誇ります。パフェの取り方のコツとしては、まず最低条件としてSミノが早く来ている必要があります。Sミノを置いたことを想定した上で、左側にT,O,Jミノの内で何を置いたらパフェが取れるのかを頭の中で考えます。①のパフェパターンは最後にJ(または使わないT)ミノが来ていればとれ、②のパフェパターンはJZTの順で着ていれば取れ、③のパフェパターンはTZLの順で着ていればとれます。優先すべきは、①と③のパターンです。①のパターンは、相手がrenをしてきている場合に、最速でパフェが狙えるのでそこが強みです。③のパターンはIミノ残しの8lineパフェなのでラッキーパフェやその後の開幕で再び開幕TSDと似た形を狙うことができます。
パフェが取れなかった場合は適当にLST積みを継続していきます。


派生3(8lineパフェ:68.8%)

f:id:tubu_phys:20210308224905p:plain

派生3は8lineパフェ、派生4は12lineパフェに特化しており、派生4の方がLST積みは安定すると思います。この派生3の場合はZミノが早く来た場合に高確率(3巡目最初にZが来ていた場合91.9%)で8lineパフェがとれます。パフェパターンは8種類と多めですが、①に確率がかなり偏っており、形の似ている①から⑥の6つでとることを意識するとよいです。もし取れなかった場合もTミノを消費せずにLST積みを継続できる可能性が高いからです。パフェの取り方のコツとしては、基本的にZSLまで置いたことを想定して、左側を埋めることを考えます。一応8種類のパフェパターンを載せましたが、実際使うのは上の4パターンだけで確率は十分に高いです。しかもIJO,IJTのミノが早めに来ていた場合、ほとんどとることができるのでおそらく簡単にパフェが見えます。下の2パターンはline消去数が多くて時間がかかりますがおまけ程度に覚えておくとよいでしょう。
パフェが取れなかった場合は適当にLST積みを継続していきます。


派生4(12lineパフェ:23.8% or 8lineパフェ:68.1%)

f:id:tubu_phys:20210308230102p:plain
f:id:tubu_phys:20210308231428p:plain

派生4では、12lineパフェを狙いにいきます。3巡目でSZOの順でミノが来た場合はこのようには組めないので適当にLSTを組みます。4巡目でこのように組めない場合やパフェが取れないことが確定した場合は、組み切る前にLST積みに移行するとよいです。特に4巡目左の場合のIミノや右の場合のJミノを置いてしまうと、LST積みに派生できなくなるので注意。基本的にこの形を狙えば地形がきれいになるのでおすすめです。
ちなみに、8lineパフェを高確率でとることができますが、パターンが複雑です。12lineパフェが狙えないミノ順の場合(3巡目SZO)や相手が開幕renを行ってきた場合には積極的に狙うべきです。特に⑨のパフェパターンは確率がかなり偏っており、先ほどの12lineパフェがとれないSミノが早いパターンに対応でき、SZミノを置ければ必ずパフェが取れます。そのため、この⑨のパターンのみは覚えることを推奨します。


派生5(8lineパフェ:41.3%)

f:id:tubu_phys:20210308233114p:plain

上記の派生ではすべてのミノパターンを捌くことができません。そこで、補佐的にこのような地形を組むこともあります。まず、OJLI,OJIL,OIJLなどのミノ順ではこの派生5を組むこともあります(S,Z,Tとの兼ね合いで派生1,2,3,4が組めるならそちらを優先します)。一応確率は低めですがパターン数の少ないパフェが狙えます。共通部分が少なく意外と覚えにくいです。


派生6(8lineパフェ:77.5%)

f:id:tubu_phys:20210309115201p:plain

上記の派生ではすべてのミノパターンを捌くことができません。そこで、補佐的にこのような地形を組むこともあります。IJLO,IOJL,JILOなどのミノ順ではこの派生6を組むこともあります。この地形もパフェパターンがかなり偏っているのでこれだけ覚えておくことをお勧めします。基本的にパターンが複雑なのですべて覚えるのは厳しいところがあります。しかし、①のパフェパターンに確率がかなり偏っておりこのパターンのみは覚えることを推奨します。
最悪なのはILJOのミノ順でS,Z,Tとの順番もかみ合わずにどの派生も組むことができないパターンです。この場合はその場その場で適当に考えています。


派生7(理想形:インペリアルクロス8lineパフェ:89.7%)

f:id:tubu_phys:20210309125344p:plain

インペリアルクロス派生もかなり強いのでお勧めです。土台となるミノが多いのであまり組めることはないですが、組めてしまえばDDSパフェの可能性が高いうえに8lineパフェの確率がかなり高いです。パターン数が多いですが、覚えるのはパターン①,②の形と、右側が共通である③~⑥のきわめて覚えやすいパターンのみで十分高いです(体感8割は超えています)。さらに、パターン①でT-spinよりも先にJ.Oを置けてしまえばDDDパフェをとることも可能です。最悪パターン①だけ狙いでも強いです。
パフェが取れなくても残しの形がかなり良いので立ち回りに困りません。ダブルダガーなどを用いながら6-3積みを継続すると火力が出せます。



おわり

以上で開幕TSDのflat top variationのまとめを終わりにします。他のページでfonzie variationやKazu's variationの派生を紹介します。