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テトリスなど

テトリス-STMB cave

みなさんテトリスやってますか。やってない人はやりましょう。
今回はテトリスでよく使われるテクニックの1つであるSTMB caveを紹介します。
参考にしたのは以下のサイトです。

STMB caveとは

STMB caveとは、3マスのスペースが空いているときに、空中にTSDを作るテクニックです。様々な形がありますが、最も基本的な形は以下のとおりです。
このように、3マスのスペースが空いているときに、SかZミノを用いてTの形を作り、適当に屋根を付けます。
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具体例

例1(3マス空き)

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別に宙に浮いている必要はありません。
この地形ならば、STMB caveではなく、LやJを立ててTSDを作っても強いです。
3マス空きは、様々な組み方でTSDを作れる非常に強い地形です。

例2(TSD地形)

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TSDを狙える地形ですが、STMB caveを用いることでTSDからテトリスのまとめ打ち体制になります。
また、欄干を作ってもほとんど同じことです。
なお、この地形は例1の下に適当に地形をつけたしただけであることに注意してください。

例3(TST地形)

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TSTを狙える地形ですが、STMB caveを用いることもできます。
TSTを狙いたくなってもLJが遠い場合などに組むとよいです。
ここで重要なのは、STMB caveを用いるときは、空中にTSDを作るので、その下の地形がどうなっていようと関係ないということです。
さらに、3つ目の例のように、完全にTSTの形を作った後でも、屋根の部分でSTMB caveを作れます。
この際、SZどちらでも地形が崩れず、TSTを保持できます。

例4(階段)

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階段状の地形になっているとき、3マスのスペースがどこかで開くことが多いです。
そのため、STMB caveを作れることが多いです。
図のような地形の場合、Sで一度TSD地形を作ってからSTMB caveを作ることもできます。
あとは普通に積んでいったり、階段ドネイトを作ることもできます。

例5(ダブルダガー)

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空中にTSDを作るので、下のTSDを保持できます。
その点でダブルダガーと相性が良いです。
1段屋根を付けた場合、最も簡単なダブルダガーにできます。
2段屋根を付けた場合でも、同様にダブルダガーのような形にできます。
下のTSDが完成していなくても狙うことができます。

例6(2連TSD)

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LST積みで左にLを立てたときや、63積みで左側にLSを置いたときによく見る地形です。
この時は、SZですぐに屋根をつけてもよいのですが、3マス空きなので、STMB caveが狙えます。
一回目のTSDの内終わりを考えて、2段屋根にすると、2連TSDになります。
どちらに屋根をつけるのかをよく吟味しましょう。
また、あと2つのように、STMB cave先読みでミノを置いても強いです。
例えば、2つ目の例で、Tをholdしており、SJZではなく、SZJのミノ順で来たときは先読みをすると強いです。
3つ目の例も同様です。

例7(千鳥格子)

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STMB caveを打ち終わった後に残る地形を想像して、先に屋根をつけることもできます。
その例に、千鳥格子があります。
地形は例2に挙げたTSD地形とほとんど同じであることに注意しておきます。

例8(63積み)

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63積みをしてる過程で、Oミノを置けるスペースが空くことがあります。
もちろん置けるなら置いた方が安定しますが、
STMB caveを狙えます。
2x3空きなので、ST積みもできます。

例9(マジカルキー派生)

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Jミノをぴったり置きたくなる地形ですが、ぐっとこらえてTSTを打つような向きで置いてみます。
Iミノを立てて壁を作ってTSTを打ってもよいです。
しかし、3マス空きのスペースをにらんで、STMB caveを考えてみると、マジカルキーになります。
なお、マジカルキーのTSDの屋根は、1段屋根の方が安定します。
2段屋根を作ると、そのあとのTSTの屋根がつけにくくなります。
マジカルキーのもっとも簡単な形は以下のとおりです。(この地形はSTMB caveにも移行できます。)
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例10(3連TSD派生, DT砲派生)

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非常に限られた地形でのみ使える派生です。
STMB caveを狙ったとき、TSD打ち終わりを考えて、STSDの先読みができます。
これは図にもあるように、先にTSDを打ってから、STSDを作ることと等価です。
ミノ順によっては、先に屋根(S)を置いてTSDを打ってから、Zを置いてSTSDを作ることもできます。
トリニティーとは別物です。
STSDの下穴には注意しましょう。
DT砲との違いは、たった1ブロックのみです。
(そのため、3連TSDはDTSTSDとも呼ばれるようです。)
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例11(DT砲2号派生)

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例10同様、非常に限られた地形でのみ使える派生です。
STMB caveを狙ったとき、TSD打ち終わりを考えて、TSTの先読みができます。
これは図にもあるように、先にTSDを打ってから、TSTを作ることと等価です。
ミノ順によっては、先に屋根(J)を置いてTSDを打ってから、ILを置いてTSTを作ることもできます。


他のミノによるSTMB cave

STMB caveは基本的に、高さのそろっている3マス空きのスペースにSZをかけてTSDを作る技法ですが、
地形によって、他のミノを用いることで、同形の地形を作ることができます。

LJ横置き

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2x4のスペースが空いているときにLJを横置きして、適当にラインをそろえると(ここではIミノ)、TSDが作れます。
慣れていないとかなり見えにくい置き方です。
この地形で社畜トレインを組むと下穴の関係で崩れることが多いです。
この横置きは様々な応用が考えられます。

LJ縦置き

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3x3のスペースが空いているときにLJを縦置きして、適当にラインをそろえると、TSDが作れます。
周りの地形に応じて、柔軟に組めます。

T置き

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Tを消費しますが、一応Tを置くことでも作れます。

具体例(特殊STMB cave)

例1(2x4)

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2x4のスペースが空いているときは、LJ横置きのSTMB caveが作れます。
一つ注意すると、Jは後入れでも組めるので、ミノ順に左右されません。
2x4の下に足場があるので、Jだけでなく、LやTでも同様のTSDが狙えます。
社畜トレインやその妥協案などいろいろな地形が考えられます。

例2(2連TSD)

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2x4のスペースが空いているので、LJを横置きでTSDが狙えます。
これは、先に見た例6と同形になります。
WC鋤の刃を知っていれば、ほとんど同じ形で見ることができます。

例3(63積み①)

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63積みでIミノを立てたくなる地形です。
ここでもLJを立てるとTSDが狙えます。
普通にSTMB caveも狙えます。
シャロウグレイヴを使って整地もできます。

例4(63積み②)

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例3で1ブロックかけている様子です。
まったく同様に、LJを立てるとTSDが狙えます。
シャロウグレイヴと呼ばれる技法で、LJ横置きで1line消しを挟むと地形がきれいになります。
普通にSTMB caveも狙えます。

例5(63積み③)

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例3で2ブロックかけている様子です。
まったく同様に、LJを立てるとTSDが狙えます。
ただし、STSDを狙うのが強いです。
普通にSTMB caveも狙えます。

例6(18積み)

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18積みをしているときにも狙えます。
これは、SZミノを用いたSTMB caveでは絶対に作れない形で、欄干と同形です。
Iミノはおいても置かなくてもよいですが、TSDかTSSを選択する必要があります。
シャロウグレイヴも利用できます。
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足場の位置が1つずれていると端空けです。
端空けの場合は、Lミノでドネイトができます。
これはSZを用いたハンバーグ積みと同形です。
また、デジャヴを利用できます。

3マス空き作成

3マス空きを能動的に作成しに行くと、STMB caveの使いやすさが上がります。
具体的な作り方を見ていきます。

4マス空き

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4マスが空いている場合、LJを横置きすると、3マス空きになります。

5マス空き

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5マス空きの場合、Oミノを置くと3マス空きになります。
同様に、SZミノを横に引っ掛けると3マス空きになります。
また、少し見えにくいですが、SZを立てておくと、3マス空きになります。
SZドネイトとほとんど同じ形として、LJやLL、JJでも組むことができます。